炎症により、原因が分からない発熱(不明熱)、それによる食欲不振や関節痛がおこります。体内では炎症の発生部位に応じて消化器症状(嘔吐、下痢、排便困難)、泌尿器症状(血尿、頻尿)がおこります。
手術時には血管や組織を手術用の糸を使って結び、切断して、腫瘍や卵巣・子宮、精巣などを摘出します。以前は糸の種類によりしこり(肉芽腫)の発生頻度が違うといわれてきましたが、近年の研究結果からどの縫合糸でも発生する可能性があることが明らかとなっています。そのため、異物反応性肉芽腫を防ぐにはなるべく縫合糸を用いない方法が望まれます。
そこで当院では、縫合糸を使わずに血管、組織の処理が可能な「シーリングシステムTess」という機械を使用しています。電気エネルギーを熱エネルギーに変換して組織を圧着して融合する装置です。縫合糸やクリップを使用せずに止血することが可能となります。また、超音波凝固切開装置やレーザー装置よりも確実性が高いことに加え、それに伴う熱損傷の範囲が小さいという特性をもっています。さらに、装置はコンピュータ制御されているため、再現性の高いシーリング効果が得られます。
これから避妊、去勢手術をお考えの方は、ぜひご検討ください。
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